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【楽天】格上げ:A →A/安定的,据置:J 1 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 15d0443

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15- D- 0443 201 5 年 9 月 4 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

楽天株式会社

(証券コード:4755)

【変更】

長期発行体格付 A− → A 格付の見通し 安定的

債券格付 A− → A

発行登録債予備格付 A− → A 【据置】

国内CP格付 J−1 ■ 格付事由

(1) 97 年に設立されたインターネットサービス会社。「楽天市場」(電子商取引)、「楽天トラベル」(旅行予 約)などのインターネットサービス事業やカード、銀行、証券、生命保険などのインターネット金融事業 を行う。独自のポイント制度を導入し、グループ間での顧客の誘導に効果を発揮している。最近ではポイ ント制度や決済手段を楽天グループ以外で利用を可能にするオープン化戦略も進めている。

(2) 今後も成長が見込まれる国内 E C 市場において楽天市場は約 3 割のトップシェアを有しており、事業基盤 は強固である。E C 市場の成長に伴い、楽天市場の収益増加も続いている。カード、銀行、証券などの金 融事業もリスクを適切にコントロールした上で業績は順調である。赤字が続く海外事業の改善が課題とな っているが、当面、楽天市場やカード事業を中心に、J C R の従来の想定以上に収益力の向上が続くと見て いる。これまで変化の激しいインターネット業界のリスクをある程度保守的に織り込んできたが、着実に 実績を積み上げており、経営の安定度も増していると判断した。15 年 6 月の公募増資により親会社の所 有者に帰属する持分(自己資本)は約 4 割増加し、財務基盤の強化が進んでいる。以上を考慮し、格付は 1 ノッチ引き上げ「A 」とし、見通しは「安定的」とした。

(3) インターネットサービスでは、国内 E C 流通総額や楽天市場のユニーク購入者数、楽天トラベルの予約流 通総額など主要指標は増加傾向で推移している。出店店舗数も高い水準が維持されており、楽天市場、楽 天トラベルの業績は拡大基調にある。楽天市場では出店者向けの手厚いサポートにより、出店者は効果的 なサイトの構築・運営が可能になるなど、競争力のあるビジネスモデルを確立している。いち早くスマー トフォン向けの対応を行ってきたことで直近のモバイル比率(流通総額に占めるモバイル経由の割合)は 約 5 割まで上昇するなど、変化への対応も迅速である。運送事業者との提携(店舗での商品の受取り)な どユーザーの利便性向上に向けた様々な施策にも取り組んでおり、当面国内 E C 市場においてトップシェ アを維持していくだろう。なお、電子書籍など赤字が続いている新規事業もあり、今後の収益改善に注目 している。

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(5) インターネットサービス事業、インターネット金融事業の順調な業績によって 15/ 12 期第 2 四半期(累 計)の売上収益は前期比 20.0%増の 3, 320 億円、営業利益は同 23. 5%増の 553 億円となり、15/ 12 期通期 業績も好調に推移すると J C R では見ている。14/ 12 期以降 V IBE R ME DIA L T D. や E bates Inc.など比較的大 型の M&Aが続き、財務上の負担が生じていた。しかし、15 年 6 月には公募増資(調達金額 1, 820 億円) を実施した。調達した資金は主として有利子負債の返済に充当され、自己資本は 6, 562億円(15 年 6 月 末)まで増加している。金融関連の資産・負債が多く、自己資本比率は低水準であるが、主として楽天市 場を運営する単体の自己資本比率は良好な水準である。

(担当)千種 裕之・本西 明久 ■ 格付対象

発行体:楽天株式会社 【変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 1 回無担保社債(社債間限定同順 位特約付)

100 億円 2014 年 6 月 20 日 2017 年 6 月 20 日 0. 377% A

第 2 回無担保社債(社債間限定同順 位特約付)

200 億円 2014 年 6 月 30 日 2017 年 6 月 30 日 0. 38% A

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付

発行登録債 1, 000 億円 2014 年 9 月 17 日から 2 年間 A

【据置】

対象 発行限度額 格付

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格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 9 月 2 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:千種 裕之

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 楽天株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■用語解説

予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には 当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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